DSCF8762

お久しぶりです。いやむしろ、はじめましてでしょうか。

少し前に MASTER & DYNAMIC MH40 を入手し、しばらく良い音を楽しんでいました。特に不満もなかったのですが、バランス化することを前提で購入したものなので、半ば義務的に改造を行いました。

ここに書いてあることを真似して、困ったことになっても私は一切責任を取りません。メーカーの保証が受けられなくなります。もしかしたら、作業で怪我をしたり、器物が壊れたりするかもしれません。何が起きても自己責任でお願いします。

MH40 について

製品の詳細はメーカーの Web ページをご覧ください。

MH40|MASTER & DYNAMIC|株式会社aiuto PCパーツ・周辺機器 総合代理店

見た目が個性的なヘッドホンだな…と存在自体は知っていたのですが、μ’s の Pile 様が愛用していることを知り、俄然興味が沸いてきました。

https://www.instagram.com/p/BB2PbsfETCP/

えみつんこと新田恵海さんがその音質に感動していたり、ランティスのキサラさんも購入していたり。ラブライブ!と馴染みのあるヘッドホンです。

https://twitter.com/Nitta_Emi/status/701735245612130304
https://twitter.com/kisalantis/status/652331953387995136

秋葉原の e イヤホンで試聴し、手元のヘッドホンたちとタイプが違ったので、頃合いを伺って買ってしまいました。(だって可能性感じたんだ!)

音はかまぼこ型でボーカルが一歩前に出てきます。ボーカル物が相性いいですが、なんでもイケると思います。音の一つ一つにメリハリがあって、気持ち良く聴けます。元気なヘッドホンです。

空間の広さは…普通でしょうか。よく知らないのですが、密閉型ならこんなものかなと。手元にある beyerdynamic の T1 2nd Generation と比べるとちょっと狭いような気がしますし、Sony MDR-CD900ST と比べるとずっと広く感じます。

さすがに価格差があるので、T1 2nd と比べると厳しいところもあります。T1 2nd の後に聞くと曇っているというか、ベールが一枚あるかのごとく聞こえてしまいます。

しかし、μ’s の曲を聴くなら、T1 2nd よりこちらのほうが好きです(笑)。あと、あまり収録音が良くない CD でもイキイキ聴かせてくれて楽しいです。

装着感はなかなか良いです。購入してすぐのときは、側圧に耳が押しつぶされて痛くなったものですが、良い装着ポジションを見つけると耳が潰れず、長時間でも問題ありませんでした。とは言え、結構重量があるので、段々と疲れてきますが…。

ヘッドバンドの調整幅が狭く、頭が大きめの人や、耳が下のほうについている方には、合わないかもしれません。無理につけると、耳が押しつぶされて痛くなると思います。

購入前に試聴は必須です。

DSCF8757

ケーブルは片出しのデタッチャブルです。

付属のケーブルが 3.5mm の 4 極であるため、バランス対応なのかと思いきや、本体側は 3 極分しか結線されていません。シングルエンドです。何のために 4 極ケーブルを採用したのでしょうか。

MH40 の内部で左右ユニットが結線されているので、左右のどちら側に刺しても音が出ます。しかし、配線の引き回しが異なるため、左右どちらのユニットにケーブルを刺すかによって、微妙に音が変わります(気のせいレベルですが…)。

MH40 は、右ユニットにミュートボタンが付いており、これをオフにすることで、音を消せる仕組みがあります。上の写真の赤いポッチがミュートボタンです。いざ使おうと思っても、手さぐりでボタンを探すのが大変で、外してしまうほうが楽なのですが、これを重宝している人たちもいるそうです。

このミュート機能を実現するために、左ユニットの 3.5mm ジャックから入力された音声信号は、一度右ユニットに送られます。そして右ユニットハウジング内のスイッチ回路を通り、再び左ユニットに戻ります。

簡易にですが、テスターを用いて計測してみました。分解して、3.5mm ジャックからドライバの入力までの抵抗値を測ったのが下の表です。ものすごくいい加減な計測なので、参考程度にご覧いただきたいのですが、やはり左右どちらのユニットにケーブルを刺すかでインピーダンスが異なりそうです。

Hot 側の抵抗値 Cold 側の抵抗値
右 3.5mm ジャック
→ 右ドライバ
0.2~0.3Ω 0.2~0.3Ω
右 3.5mm ジャック
→ 左ドライバ
0.4~0.6Ω 0.4~0.5Ω
左 3.5mm ジャック
→ 右ドライバ
0.4~0.5Ω 0.4~0.6Ω
左 3.5 mmジャック
→ 左ドライバ
0.7~0.8Ω 0.7~0.8Ω

バランス化改造

DSCF8765

イヤーパッドはマグネットで付いているだけなので、引っ張れば簡単に外れます。

次は Y 型ドライバーが必要です。私は、たまたま家にあったものを用いました。Y 型ねじを全て外すと、ドライバーと対面できます。

DSCF8767DSCF8771

右ユニットはどこがどう繋がっているのか理解できず、全ての線をはんだごてで外してしまいました。邪魔な線もニッパーで切りました。全て取り払った後に、再接続したのが下の写真です。内部配線材は予備ハンダでしばらく熱し続けたところ、はんだが乗りました。

左ユニットも同様の処理を行いました。

DSCF8783

あとは組み立てて終了です。

さて、肝心の音のほうですが…改善…したかな…?ベールがかって聞こえていたものが剥がれたような気がします(自信なし)。一つしかない物を改造してしまうと、改造前と比較できなくなってしまうのが悩みどころです。

リケーブル

改造を行うと、付属のケーブルを使うことができなくなります。必然的にリケーブルすることになります。

MH40 は、3.5mm ジャックが奥まったところにあるので、使用できる 3.5mm プラグが限られます。他のヘッドホンのケーブルを持ってきても、簡単には流用できないでしょう。また、タッチノイズが発生するため、使用するケーブル次第では不快感が生じます。

多少音質が犠牲になりますが、下のようなアダプタを使うのも手です。細いプラグなので、MH40 本体にしっかり刺すことができますし、タッチノイズもある程度吸収できます。注文すると中国から商品が発送されますので、到着まで 2~3 週間待つことになります。同様のコンセプトの商品が他にもあるようなので、お好きなものを購入されると良いと思います。

AIER [3枚セット]イヤホン延長コード ヘッドホン延長ケーブル 信号劣化なし 4極タイプ ブラック

以上。

追記

えみつんや Pile 様がこのページ見たらどうしよう…。やだ、恥ずかしい。サインください。