RMAA で特性を測定したところ、かなり悲惨だったので、改造してみました。

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DAC 部の除去

DAC 部の出力と Line In がアンプの入力へと繋がっています。Line In で信号を入力するとき、DAC 部に逆流し、ある種のフィルタのように働き、著しく特性を劣化させています。DAC としての性能は高くないので、除去してしまったほうが良いと思います。写真の緑の端子台の裏で接続されており、はんだ小手で簡単に除去できます。

 

カップリングコンデンサの除去

カップリングコンデンサとして WIMA の 1.5uF が使われていますが、かなり音に影響を与えています。入力オフセット電圧がゼロであることを確認できれば、取ってしまうのも手です。除去すると、A2-PRO の個性が薄れ、かなり普通の音に近づきます。測定上の特性には、おそらくさほど影響はないと思います。

 

出力のオフセット電圧

  • 左チャンネル: –0.45mV
  • 右チャンネル: -0.35mV

多すぎです。ヘッドホンアンプは、数 mV 以内であるべきとされているので、桁違いに多いことになります。おそらく、トランジスタや抵抗器のばらつきが原因であると思われます。調整機能が準備されていないので、素子を基板から取り外して交換しなければ解決できません。

もしかしたら、電源電圧を調整することで、解消できないか…とダメ元で試してみましたが、やはりダメでした。

 

RMAA による測定

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前回に比べ、ずっと改善しました。

 

音質など

音割れや雲った感じが払しょくされ、普通に近づいた分、冷静に聴けるようになった気がします。特に優れていると感じるところもなく、音質は並と言った感じでしょうか。悪くはなく、1万円なら充分アリだと思います。さすがに 10 万円超の価値は感じないので、オリジナル A2 とはおそらく性能面でも差があるのではないかと思います。